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【湿地面積ランキングあり】湿地の定義まとめ

この記事はこんな方におすすめです。

          

あなた

湿地ってなに?湿った土地?
どういうところを湿地っていうの?

     

こういった方に、以下の内容をご紹介していきます。

この記事でわかること

  • ◆湿地の定義
  • ◇国際的に用いられている主な基準
  • ラムサール条約
  • ◇国内的に用いられている主な基準
  • 環境庁|第5回自然環境保全基礎調査 湿地調査(平成 7 年)
  • 国土地理院|地形図図式
  • 国土地理院|湖沼湿原調査
  • ◆日本の湿地面積ランキングTOP5

   

これを書いている私は、湿地ファンです。

自宅近くの湿地に行ったり、北海道で湿地巡りをしたりと、昔から湿地にひかれてきました。

「湿地らしい土地は色々あるけど、そもそも湿地の定義ってなんぞや?」と思ったことがきっかけで、今回記事にまとめてみました。

     

湿地巡りにお役立ていただけると嬉しいです。

     

湿地の定義

     

結論からいうと、国内外いずれにおいても湿地の定義について唯一定まったものはありません。湿地の性質を見定める着眼点が様々あり、またその着眼点も時代によって変化するためです。たとえば、陸域と海域の境界から見ると、環境庁の「自然環境保全基礎調査」では植生図に基づいた区分がされている一方で、国土地理院の「湖沼湿原調査」では海岸線を境界にして内陸側の湿地と外洋側の湿地(干潟)を区分しています。調査や保全の現場では、定義を使用する目的や場面に応じて既存の文献資料等に基づいたり、それらを参照して新たに定義するといったかたちで運用しているようです。ここでは主に用いられているものをいくつかご紹介したいと思います。

     

◆国際的に用いられている主な基準

(湿原及び干潟を含む)広義の湿地に関する国際的な基準として用いられる分類です。

    

①ラムサール条約

     

①「ラムサール条約」の湿地の定義

ラムサール条約では、「この条約の適用上,湿地とは、天然のものであるか人工のものであるか、永続的なものであるか一時的なものであるかを問わず、更には水が滞っているか流れているか、淡水であるか汽水であるか鹹水(かんすい 注:塩分を含んだ水のこと)であるかを問わず、沼沢地、湿原、泥炭地又は水域をいい、低潮時における水深が6メートルを超えない海域を含む。」と定義しています。

     

湿地の基準

国際的な湿地の基準として、以下の通りに定められています。

基準1:特定の生物地理区内で代表的、希少、または固有の湿地タイプを含む湿地
基準2:絶滅のおそれのある種や群集を支えている湿地
基準3:特定の生物地理区における生物多様性の維持に重要な動植物を支えている湿地
基準4:動植物のライフサイクルの重要な段階を支えている湿地。または悪条件の期間中に動植物の避難場所となる湿地
基準5:定期的に2万羽以上の水鳥を支えている湿地
基準6:水鳥の1種または1亜種の個体群の個体数の1%以上を定期的に支えている湿地
基準7:固有な魚類(魚、エビ・カニ・貝類)の亜種、種、科、魚類の生活史の諸段階、種間相互作用、湿地の価値を代表するような個体群の相当な割合を支えており、それによって世界の生物多様性に貢献している湿地
基準8:魚類の食物源、産卵場、稚魚の生息場として重要な湿地。あるいは湿地内外の漁業資源の重要な回遊経路となっている湿地
基準9:鳥類以外の湿地に依存する動物の種または亜種の個体群の個体数の1%以上を定期的に支えている湿地

    

「ラムサール条約」の湿地タイプ分類



沿


湿












A 低潮時に6メートルより浅い永久的な浅海域。湾や海峡を含む。
B 海洋の潮下帯域。海藻や海草の藻場、熱帯性海洋草原を含む。
C サンゴ礁。
D 海域の岩礁。沖合の岩礁性島、海崖を含む。
E 砂、礫、中礫海岸。砂州、砂嘴、砂礫性島、砂丘系を含む。
F 河口域。河口の永久的な水域とデルタの河口域。
G 潮間帯の泥質、砂質、塩性干潟。
H 潮間帯湿地。塩性湿地、塩水草原、塩性沼沢地、塩性高層湿原、潮汐汽水沼沢地、干潮淡水沼沢地を含む。
I 潮間帯森林湿地。マングローブ林、ニッパヤシ湿地林、潮汐淡水湿地林を含む。
J 沿岸域汽水/塩水礁湖。淡水デルタ礁湖を含む。
K 沿岸域淡水潟。三角州の淡水潟を含む。
Zk(a) 海洋沿岸域地下カルスト及び洞窟性水系。


湿




















L 永久的内陸デルタ。
M 永久的河川、渓流、小河川。滝を含む。
N 季節的、断続的、不定期な河川、渓流小河川。
O 永久的な淡水湖沼(8haより大きい)。大きな三日月湖を含む。
P 季節的、断続的淡水湖沼(8haより大きい)。氾濫源の湖沼を含む。
Q 永久的塩水、汽水、アルカリ性湖沼。
R 季節的、断続的、塩水、汽水、アルカリ性湖沼と平底。
Sp 永久的塩水、汽水、アルカリ性沼沢地、水たまり。
Ss 季節的、断続的塩水、汽水、アルカリ性湿原、水たまり。
Tp 永久的淡水沼沢地・水たまり。沼(8ha未満)、少なくとも成長期のほとんどの間水に浸かった抽水植生のある無機質土壌上の沼沢地や湿地林。
Ts 季節的、断続的淡水沼沢地・水たまり。無機質土壌上にある沼地、ポットホール、季節的に冠水する草原、ヨシ沼沢地。
U 樹林のない泥炭地。灌木のある、または開けた高層湿原、湿地林、低層湿原。
Va 高山湿地。高山草原、雪解け水による一時的な水域を含む。
Vt ツンドラ湿地。ツンドラ水たまり、雪解け水による一時的な水域を含む。
W 灌木の優占する湿原。無機質土壌上の、低木湿地林、淡水沼沢地林、低木の優占する淡水沼沢地、低木カール、ハンノキ群落。
Xf 淡水樹木優占湿原。無機質土壌上の、淡水沼沢地、季節的に冠水する森林、森林性沼沢地を含む。
Xp 森林性泥炭地。泥炭沼沢地林。
Y 淡水泉。オアシス。
Zg 地熱性湿地。
Zk(b) 内陸の地下カルストと洞窟性水系。


湿










1 水産養殖池(例 魚類、エビ)。
2 湖沼。一般的に8ha以下の農地用ため池、牧畜用ため池、小規模な貯水池。
3 灌漑地。灌漑用水路、水田を含む。
4 季節的に冠水する農地(集約的に管理もしくは放牧されている牧草地もしくは牧場で、水を引いてあるもの。)
5 製塩場。塩田、塩分を含む泉等。
6 貯水場。貯水池、堰、ダム、人工湖(ふつうは8haを超えるもの)。
7 採掘現場。砂利採掘抗、レンガ用の土採掘抗、粘土採掘抗。土取場の採掘抗、採鉱場の水たまり。
8 廃水処理区域。下水利用農場、沈殿池、酸化池等。
9 運河、排水路、水路。
Zk(c) 人工のカルスト及び洞窟の水系。

引用1:環境省|ラムサール条約と条約湿地|『湿地分類』
引用2:環境省|ラムサール条約と条約湿地|『ラムサール条約湿地とは』

      

◆国内的に用いられている主な基準

国内における湿地の分類として一般的に用いられ、かつ全国の湿地面積の把握が可能なものです。

     

①環境庁|第5回自然環境保全基礎調査 湿地調査(平成 7 年)

     

本調査における湿地の定義

  1. 水分が飽和状態に達しているか、あるいはこれに近い土壌に成立した植生地
  2. 常時あるいは定期的(年に1度以上)に冠水する植生地及びこれと一体となった開水面、自然裸地
  3. 常時湛水している水域(深さ6m以浅)及びその周辺の植生地のいずれかの特性を持つ土地のうち、
    1.陸域に位置すること
    2.面積が原則として1ha以上であること
    3.原則として自然に成立したものであること
    の3要件を全て満たすこと

    

各湿地タイプの定義

a:湿原 泥炭地に形成された草原。草原内に点在する面積 1ha 以下の小規模な水面(池塘と呼ばれるもの)はこれらに含めるものとする。地下水面と泥炭表面の高さとの相対的関係により高層湿原、中層湿原、低層湿原に区分する。
b:湧水湿地 谷地形の低いところにできた湿った土地。泥炭層の形成が見られない。地下水、ことに湧水に満たされ成立する。谷底平野、段丘崖直下、谷頭・沢頭と呼ばれる部分などに多い。特にこのタイプは 1ha 以下のものであっても動植物の生息地として重要なものが多いので調査漏れのないよう留意すること。
c:雪田草原 山稜、山地上部等で、雪渓、雪田、あるいは万年雪などから水の供給を受けて形成された草原。草原内に点在する面積 1ha 以下の小規模な水面(池塘と呼ばれるもの)はこれに含めるものとする。
d:沼沢地 植生と開水面が混在して存在する。泥炭層が形成されていないもの、あるいは形成されているかいないか明らかでないものをこのタイプとする。
e:河畔 植生、水生植物群落(原則として 1ha 以上)が存在する河岸及びこれと接する河川の水面区域について中州等の自然裸地を含んで抽出する。河岸は定期的に洪水の影響を受け類高さまでを抽出する。河川のすべてを抽出するのではないので注意すること。
f:湿地林 常時あるいは季節的に湛水する土地に成立している森林。e に接して成立することが多い。
g:淡水湖沼 最大水深が 6m に満たない天然湖沼は全て抽出する。最大水深が 6m を越える天然湖沼にあっては「1ha 以上の湖沼、水生植物群落が存在する湖岸及びこれと接する水面のうち水深 6m 以浅の区減」を抽出する。
h:塩性湿地 塩性草本植物群落の成立している土地。河口より上流部に位置するものを抽出する。
i:マングローブ林 河口より上流部に位置するものを抽出する。
j:河口域 「e.河畔」のうち河口部を含むもの。区域内の河口干潟の有無によってさらに区分する。
k:汽水湖沼 抽出の方法は「g.淡水湖沼」と同様。区域内の干潟(湖沼干潟)の有無によってさらに区分する。
l:休耕田、放棄水田 休耕田、放棄水田の全てではなく、動植物の生息地として重要な物のみ抽出すること。
m:水田 水田の全てではなく、鳥類、昆虫類等の生息地として重要なもののみ抽出すること。干拓地は特に鳥類の生息地として重要なもののみ抽出すること。
n:廃塩田 廃塩田の全てではなく、動植物の生息・生育地として重要なもののみ抽出すること。特に塩生植物の生育地となっているものに注意すること。
o:湿性牧野 全てではなく、動植物の生息・生育地として重要なもののみ抽出すること。
p:ため池 全てではなく、動植物の生息・生育地として重要なもののみ抽出すること。
q:その他 a-p に該当しないものの、対象条件に合致するもの。調査票記載にあたっては、簡潔に記載のこと。

     

湿地タイプ分類

自然/人工 位置 タイプ 植生図の凡例(例)



湿


湿
高層湿原 ツルコケモモ-ミズゴケクラス
中間湿原 ヌマガヤオーダー
低層湿原 ヨシクラス、ヨシ群落
(上記の3タイプに分類されていない湿原)



湿
湧水湿地 ※湿原と同様
雪田草原 雪田草原
沼沢地 ヨシクラス、ヨシ群落
河畔 ツルヨシ群集、ヨシ群落、オギ群集、ホッスガヤ群落、河川敷砂礫地植生、河原荒地草地、河辺ヤナギ低木群落
湿地林 ハンノキ林
淡水湖沼 ウキクサクラス・ヒルムシロクラス、水生植物群落、浮葉・沈水植物群落

沿


湿
塩性湿地 塩性湿地植生、アマモクラス、ヒトモトススキ群落、ハマジンチョウ群落、シオクグ群落、マママツナ-ハマサジ群落
マングローブ林 マングローブ林
河口域 河口域 ヨシクラス、ヨシ群落
河口干潟有  
河口干潟無  
汽水湖沼 汽水湖沼 ウキクサクラス・ヒルムシロクラス、水生植物群落
潟湖干潟有 浮葉・沈水植物群落
潟湖干潟無  


湿


湿

休耕田
放棄水田

いずれも、野生生物の生息・生育地として重要なもののみ抽出。  
水田
廃塩田
湿性牧野
ため池


調節池、ダム、用水路など

引用1:環境省|自然環境局 生物多様性センター|評価の対象とする湿原の定義及びタイプ分類(案)
引用2:環境省|自然環境局 生物多様性センター|第5回自然環境保全基礎調査 湿地調査報告書 平成7年(1995年)

     

②国土地理院|地形図図式

     

湿地の分類の時代的変遷

地形図の図式における湿地の定義は、時代とともに、その時代の世相を反映して多少異なっています。昭和 17 年式図式では、湿地等の区分を細分化していますが、これは軍事行動の難易を反映したものです。

用途によって、より高い精度でぬかるみの度合いを調査する必要があったのですね。

  湿地等の分類
大正6年式図式 泥地 湿地
昭和17年式図式 泥地

湿地
(単独通過不能)

湿地
(通過概ね可能)
草株を有する湿地
昭和40年図式 湿地
平成14年図式 湿地

      

湿地・泥地の定義

平成 14 年 2 万 5 千分1地形図図式

第9節第 57-148
湿地とは、常に水を含み、土地が軟弱で湿地性の植物が生育している土地をいう。

地形図図式詳解(昭和 10 年 陸地測量部)(原文は旧字・カタカナ書き)

第9章第1節9
湿地は、概ね湿潤して蘆葦(あしよし)の類成長する如きものを言い・・・(後略)

第9章第1節10
泥地は、常に泥濘(でいねい=ぬかるみ)にして植物を存せず通過の困難なるものを言い・・・(後略)

     

引用:国土地理院|湿原・湿地に関する定義集

     

③国土地理院|湖沼湿原調査

    

湿地変化の分類基準

本調査では5万分1地形図を使用して、明治・大正期と1999(平成11)年の湿地の分布状況を比較して変化無く「残存」している部分面積が「減少」した部分面積が「増加」した部分に分け、更に変化した部分についてはその原因別に、「減少」を2区分、「増加」を4区分しています。次の表には、以上の方法により区分した湿地変化の分類の記号、分類の略称、分類の基準を表示しています。

     

記号 分類の略称 湿地変化の分類基準
A 残存 明治・大正時代及び現在の地形図のいずれにも湿地記号があるもの
B1 減少(開発) 明治・大正時代の地図に湿地記号の記載があるが、現在の地形図に記載がないもので、宅地化や農耕地化、その他の人為的行為により湿地が減少したもの
B2 減少(自然減) 土砂流入等の自然現象により湿地が減少したもの
C1 増加(後に発見) 明治・大正時代の地図に湿地記号の記載がないが、現在の地形図に記載されているもので、山間地等で明治・大正時代には確認できなかったが、後に航空測量などの測量技術が進歩し新たに確認されたもの
C2 増加(水位低下) 明治・大正時代の地図に湿地記号の記載がないが、現在の地形図に記載されているもので、土砂の流入等により湖沼・河川の水位が低下し、湿地になったもの
C3 増加(水位上昇) 明治・大正時代の地図に湿地記号の記載がないが、現在の地形図に記載されているもので、ダムや河川改修により水位が上昇し湿地となったもの
C4 増加(休耕田) 明治・大正時代の地図に湿地記号の記載がないが、現在の地形図に記載されているもので、水田が減反等で休耕田となり湿地化したもの
Z (略称なし) 周囲を湿地に囲まれた地域で湿地以外のもの(例:池、丘陵など)

     

引用:国土地理院|湖沼湿原調査の概要

    

◆日本の湿地面積ランキングTOP5

     

1位 釧路湿原

面積

227平方キロメートル ※東京23区の約1/3の面積

湿地タイプ 高層湿原,中間湿原,低層湿原,淡水湖沼,河川,その他湿地
所在地 北海道釧路市(釧路町・標茶町・鶴居村)
目的地によって所在地が大きく異なります。以下をご参照ください。
展望施設
自然観察施設
ホームページ 釧路湿原国立公園連絡協議会

2位 別寒辺牛(べかんべうし)川流域湿地

面積

108平方キロメートル ※東京23区の約1/6の面積

湿地タイプ 高層湿原,低層湿原,河川
所在地 北海道厚岸郡厚岸町
厚岸水鳥観察公園:北海道厚岸郡厚岸町サンヌシ66番地
ホームページ 水鳥・湿地センター 厚岸水鳥観察館

    

3位 根釧(こんせん)原野湿地群

面積

86平方キロメートル ※東京23区の約1/7の面積

湿地タイプ
  • 茨散沼湿原,兼金沼・西別川湿原/低層湿原,中間湿原,高層湿原,淡水湖沼,河川
  • 根室半島湿原群/高層湿原,低層湿原,淡水湖沼
  • 根室湾干潟/干潟
  • 風蓮湖,春国岱,温根沼および周辺湿原群/低層湿原,塩性湿地,汽水湖沼,河川,藻場
  • ユルリ島湿原/高層湿原
  • 霧多布湿原・幌戸湿原および地先沿岸/高層湿原,汽水湖沼,河川,藻場
  • 火散布沼および藻散布沼/低層湿原,塩性湿地,汽水湖沼,藻場
  • 厚岸湖/汽水湖沼,塩性湿地,藻場
  • 厚岸湾/藻場,浅海域
所在地 北海道東部,釧路川以東,根室海峡の、以下の所在地にまたがって位置しています。
北海道根室市
北海道釧路支庁厚岸町
北海道釧路支庁浜中町
北海道根室支庁別海町
ホームページ 根釧原野湿地群に特化した施設はないようです。
エリアにある自然観察施設は下記をご参照ください。
根室ネイチャーセンター
根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター
フレシマ湿原
野付半島ネイチャーセンター
野付風蓮道立自然公園
ヤウシュベツ湿原

     

4位 サロベツ原野

面積

60平方キロメートル ※東京23区の約1/10の面積

湿地タイプ 高層湿原,中間湿原,低層湿原,淡水湖沼,河川,その他湿地
所在地 北海道北部にある稚内市、豊富町、幌延町の海岸線沿いにあります。
サロベツ湿原センター:北海道天塩郡豊富町上サロベツ8662番地
ホームページ 利尻礼文サロベツ 国立公園サロベツ湿原センター

    

5位 霧多布(きりたっぷ)湿原

面積

30平方キロメートル ※東京23区の約1/20の面積

湿地タイプ 高層湿原,汽水湖沼,河川,藻場
所在地 北海道厚岸郡浜中町霧多布湿原
霧多布湿原センター:北海道厚岸郡浜中町四番沢20
ホームページ 霧多布湿原センター

     

参考1:国土地理院|現在における全国湿地名称別の湿地面積順位(上位20)
参考2:国土地理院|(表3)湿地名称と行政名の対応表
参考3:環境省|生物多様性の観点から重要度の高い湿地

                          

まとめ

     

湿地の定義と、湿地面積ランキングをご紹介してきました。

「湿地」と一言で言っても、非常に様々な種類があることが伝わっていたら嬉しいです。

   

今回の記事を書いたのは、湿地の美しさにひかれ、もっと色々な湿地を知りたいなと思ったことがきっかけでした。

    

調べるうちに、湿原は、命を育み、国境をまたがる渡り鳥の拠点となり、災害から人類を守り、水や食料、生活を与えてくれる、地球に住む生物にとって代わるもののない貴重な資源であることを知りました。

同時に、1700年以来、世界の湿地資源の87%が既に失われてしまっていることを知りました。

    

この美しく豊かな風景をこれ以上失わないよう、少しでも多くの方に湿地の存在や、美しさを知っていただけると嬉しいです。

また、別の機会に、湿地の魅力についてもシェアしていきたいと思っています。

    

この記事は以上になります。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

     

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